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【横浜市鶴見区で空き家対策】なぜ空き家が増えているのか?

日本では、近年空き家が増えています。
2014年には空き家対策特別措置法(空き家法)が施行され、行政が鑑賞できるようになったものの、減少する傾向はありません。
空き家は何故増えていて、今後も増加し続けると考えられているのでしょうか?
空き家が増える原因について、解説します。

目次

必要がないため空き家になっている原因

空き家が増えている主な原因は、住む人がいなくなったせいで空き家になっていることです。
少子高齢化で人口が減少しているため、今までと同じ数の住宅は必要無くなったため、空き家になっています。

寿命が延びたことで、施設に入居する高齢者も増えています。
実家が空き家になっても、核家族化が進んで別の家を持っているため、帰ってきて住むとういうこともなくなり、空き家になっています。

また、世帯数よりも住宅数の方が増えているというのも原因です。
日本人は新築住宅の方を好むので、中古住宅の需要が低く余ってしまった結果、空き家が増えています。

空き家にしておきたい原因

空き家の中には、空き家のまま置いておきたいと所有者が考えているものもあります。
空き家を取り壊さずにおいておくと、固定資産税の節税になるのです。
具体的に、どのようなメリットがあるのでしょうか?

固定資産税ならびに都市計画税は、土地であれば評価額に一定金額をかけた課税標準額に固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%をかけた税金が課されます。
家屋も同様で、価格に1.4%と0.3%をかけた金額が課税されます。

空き家があると税金が増えるように思えるのですが、実は家が建てられている場合は土地の税金が軽減されます。
小規模宅地の特例というものがあり、土地にかかる固定資産税が軽減されるのです。

200平方メートル以下の部分の固定資産税は6分の1となり、200平方メートルを超えた部分も3分の1に軽減されます。
また、都市計画税は200平方メートルまで3分の1、それ以上は3分の2になります。

大雑把に計算すると、土地と家屋の価格を比べて家屋が土地の価格の6分の5を超えなければ、家屋が立てられている方が税金は少なくなります。
空き家をそのままにしておくのは、小規模宅地の特例を利用することが目的です。

まとめ

日本で空き家が増えるのは、少子高齢化が進んだことで家を出て施設に入る高齢者が増え、家族は別に住んでいるため住む人がいなくなることや、新築住宅が増えて中古よりも新築を好む人が多いということが原因です。
また、解体して更地にするよりも、家を残しておいた方が固定資産税の節税になるというのも、原因の1つです。
放置していると犯罪に繋がることもあるので、きちんと対策をしておきましょう。

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