【横浜鶴見の訳あり物件】訳あり物件売却はなぜ困難なのか?
瑕疵物件や事故物件など、訳あり物件と言われる物件は他の物件と比べてなかなか売れず、長い間残り続けることがあります。
訳あり物件は、売却が困難な物件として知られているのですが、なぜ売却は困難なのでしょうか?
訳あり物件の売却が困難な理由について、解説します。
訳あり物件の価格相場
訳あり物件の売却が困難な場合、価格の設定を間違えている可能性があります。
訳あり物件は、同じエリアの同程度の物件と比べて、価格相場が低いのです。
どのくらい低いのか、解説します。
価格相場は、訳あり物件となっている理由によって異なります。
例えば、物件で人が死んだことがあるという心理的瑕疵の物件であれば、他の物件と比べて50%から90%の価格となります。
心理的瑕疵物件の価格相場は、理由によって異なります。
例えば、加齢によって孤独死したという場合はそれほど下がりません。
しかし、殺人事件が起こった物件は、避ける人も多いでしょう。
耐震性に問題があったり白アリが出ていたりという物理的瑕疵の場合、不動産の性能や品質に問題があります。
瑕疵の規模によって価格相場は変わり、最大で2~3割ほどとなることもあります。
物理的瑕疵は、場合によっては基礎に問題が生じていることもあります。
売却をする前に補修しておくと、通常の物件と同様に売却できることもあるため、売値の違いと必要経費を計算して決めましょう。
建築基準法や消防法、都市計画法に反する土地や建物がある場合は、法的瑕疵となります。
再建築不可物件が特に多く、接道義務や建築基準等を満たしていないと立て直しもできないのです。
建物ではなく、周囲環境が原因の瑕疵がある場合は環境的瑕疵となります。
環境的瑕疵は、住む前に周囲環境を確認しておけば、ほとんどは防ぐことができます。
自力で解決できないため、購入を検討する際は事前の確認をしておきましょう。
訳あり物件の売却方法
訳あり物件を売却する場合は、通常の物件と異なる点があります。
まず忘れてはいけないのが、告知義務です。
訳あり物件の場合は、借主・買主に問題点を告知する必要があるのです。
告知義務は不動産業者だけのものだと思っている人も多いのですが、実は個人間の取引であっても義務はあります。
また、売買契約書にも明記しましょう。
訳あり物件を売却する方法として、まずは不動産買取業者に依頼するという選択肢があります。
売却の際に最も困難となる、買主を探してもらうことができるのです。
ただし、不動産買取業者に売却する場合は、元々相場より安い価格をさらに下げて売却することとなります。
早く売却したいという方には、おすすめです。
もう1つの方法が、不動産買取業者を利用することです。
仲介業者を利用すれば、不動産買取業者よりも高く売却できます。
ただし、買主が見つかるまで時間がかかることもあります。
買いたいという人がいなければ、1年以上かかることもあるのです。
なるべく高く売りたいという人で急いでいない場合は、不動産仲介業者がおすすめです。
時間がかかることは、覚悟しておきましょう。
なるべく高く売りたいのであれば、瑕疵物件を専門としている買取業者に依頼しましょう。
専門業者なら、訳あり物件の扱いも慣れているため、安心できるでしょう。
まとめ
何らかの瑕疵がある訳あり物件は、売却しようと思ってもなかなか売却できません。
売却できない理由として、一般的な物件と同等の価格を提示している場合があります。
売却したい場合は、自分で探すのではなく不動産買取業者や不動産仲介業者に依頼するのがおすすめです。
買取業者では安く買い取られる可能性が高く、仲介業者は時間がかかります。
なるべく高く売りたい場合は、訳あり物件の買取専門業者に依頼するのがおすすめです。