【横浜鶴見で任意売却】任意売却の種類①市場売却
住宅ローンを利用して自宅を購入したものの、返済が難しくなった時に債権者である金融機関の同意を得て行うのが、任意売却です。
任意売却にはいくつかの種類があるのですが、任意売却の中でも市場売却というとどのような方法となるのでしょうか?
市場売却について、解説します。
市場売却とは?
任意売却には、いくつかの種類があります。
中でも通常の中古住宅の取引に近いのが市場売却と呼ばれる方法ですが、具体的にはどのような方法で売却するのでしょうか?
任意売却は、まず不動産を売却することを決定し、金融機関が売却額を決めて中古住宅市場に告知します。
不動産会社が市場の情報を確認し、買主が希望する条件と合った物件があれば紹介して、購入希望者を募ります。
購入希望者が見つかった時、通常なら価格の交渉などに応じることもありますが、任意売却は債権者の金融機関に決定権があるので、勝手に応じることはできません。
条件に納得して購入する人が見つかれば、売買契約を結び引っ越しをします。
契約した通りに引き渡しを完了したら、売買代金を清算します。
受け取った代金は、そのまま住宅ローンに充当します。
任意売却の中では、最もシンプルな方法といえるでしょう。
市場売却のメリット・デメリット
市場売却のメリットとして最も大きいのは、売却する際の価格を他の方法より高くできるという点です。
特に条件などが付かない分、売却価格を下げることもないのです。
売却代金を住宅ローンに充当して、残った債務は返済しなくてはならないため、なるべく高く売れた方がいいでしょう。
住宅を購入するために利用したローンが、住宅を売却しても残り続けることとなるため、残債は少ないに越したことはないのです。
ただし、市場売却は市場に出して買いたいという人が見つかれば取引をすることになるため、いつ見つかるかが分かりません。
購入してすぐに住みたいという人もいるかもしれないので、引っ越しの予定が立てづらいというデメリットがあります。
ただし、購入者の希望は決まるまでわからないため、どのような場合でも予定を立てるのは難しいのです。
慌てないよう、事前に少しずつ引っ越しの準備をしておいた方がいいでしょう。
まとめ
任意売却にはいくつかの種類があるのですが、特にシンプルな売却に近いのが市場売却です。
中古住宅市場で購入希望者を探して売買契約を結ぶので、基本的に普通の売却と流れは変わりません。
他の方法と比べて、比較的高く売却できるため、売却後の住宅ローンの残債が少なくなるというメリットもあります。
ただし、引っ越しの予定が立てづらいというデメリットもあるので、事前に引っ越しの準備を進めておく必要があるでしょう。