【横浜市鶴見区の不動産会社】マンションのリノベーションでできないこととは?
中古物件のリノベーションをする方の中には、一戸建てだけでなく、マンションのリノベーションを行おうとする方もいます。
またマンションは一戸建てと違って集合住宅であり、構造や居住環境などの問題からリノベーションが難しい部分もあります。
今回はこちらの点について解説します。
目次
壁式構造での間取り変更
壁式構造の中古マンションでは、リノベーションに伴う間取り変更を行うのが困難になります。
なぜなら、間仕切りで建物を支えているからです。
建物の構造には、主にラーメン構造と壁式構造があります。
ラーメン構造の場合、柱と梁で建物全体を支えるため、壁を取り壊して間取りを変更するなどのリノベーションができます。
一方壁や柱が一切ない壁式構造は、壁の部分が構造体となっているため、そこを取り壊して間取りを変更することはできません。
共用部分のリノベーション
中古マンションでは、共用部分のリノベーションも実施することができません。
リノベーションの対象となるのは、その部屋の専有部分のみです。
例えば窓やサッシ、バルコニーなどのリノベーションは、共用部分のリノベーションに当たるためNGです。
また見落としがちですが、部屋の玄関であっても外側に出ればそこは共用部分であるため、こちらも同じくリノベーションはできません。
防火などの性能を持つ共用部分をリノベーションすることは、そのマンションに入居する住民全員にとっての共用部分をリノベーションすることになります。
ただし玄関の内側の塗装を塗り替えたり、鍵を交換したり、窓の内側を二重サッシにするなどのリノベーションは認められるケースが多いです。
水回りの移動
キッチンやトイレといった水回りの移動についても、マンションによって実施できないことがあります。
こちらは、配管の位置が決まっているからです。
部屋の間取り図にあるPSという表記は、部屋中の給排水管が通るパイプスペースを指しています。
またパイプスペースは動かすことができず、パイプスペースが移動しなければ、水回りも移動させられません。
そのため、中古マンションの購入時、水回りとパイプスペースの位置はきちんと確認しておきましょう。
まとめ
マンションの中には、一戸建てよりも価格がリーズナブルな物件も多いです。
特に中古物件であれば、かなりお得な物件を購入できる可能性もあります。
また買主自身でリノベーションを行えば、新築に近いスペックを実現できる可能性がありますが、すべてのリノベーションが可能なわけではありません。
実際物件を購入する前に、実施しようとするリノベーションが可能かどうかは確認しておきましょう。
クラン株式会社では、訳あり物件を積極的に買取しています。
