


家族信託は、認知症対策やスムーズな資産承継を実現するために、有効な手段として利用されています。
また家族信託とリバースモーゲージを組み合わせることにより、よりメリットを享受できます。
今回はリバースモーゲージの概要、家族信託とリバースモーゲージの組み合わせについて解説します。
自宅を担保にし、生活資金を借り入れることができる制度をリバースモーゲージといいます。
このとき借り入れた資金は、リバースモーゲージの契約者が亡くなった後に預金、自宅売却などを通じて返済される仕組みになっています。
また契約期間中については、利息のみを支払うのが一般的です。
通常の住宅ローンとは違い、借入残高が少しずつ増えていく商品であり、リバースには逆、モーゲージには住宅ローンという意味があります。
家族信託とリバースモーゲージを組み合わせることで、たとえ認知症になっても家族が信託契約に基づいた自宅の売却を代行できます。
そのため、自宅を所有する本人は安心して生活できます。
また、家族信託は相続手続きをスムーズに行うことができる制度ですが、リバースモーゲージで借り入れた資金を相続財産に組み込めば、相続税対策にも役立ちます。
具体的には、担保不動産以外の収益性資産の運用・管理に使ってもらったり、認知症発症時の利払いを滞りなく続けてもらったりすることが可能です。
リバースモーゲージは、契約者の死亡時に自宅を売却し、ローンを返済するというものです。
そのため、自宅が相続財産として残りません。
家族信託は、家族などの受託者が信託者の不動産について、管理や運用を行うことが認められている制度です。
そのため、ゆくゆくは受託者に不動産を所有させようとするケースなどには向いていません。
またリバースモーゲージは、一定の条件を満たしていなければ契約できないことがあります。
例えば信託者が自宅に一人で居住している場合、または夫婦で居住している場合以外は、家族信託と組み合わせることができません。
リバースモーゲージは非常に便利な制度であり、家族信託と併用すればより信託者やその家族にとって有意義な制度となることがあります。
ただし、家族に不動産を残したい場合には向いていませんし、そもそもリバースモーゲージの契約が認められるかどうかもわかりません。
そのため、まずはそれぞれの制度について詳しく把握し、状況に合わせて併用するかしないかを判断しましょう。
クラン株式会社では、訳あり物件を積極的に買取しています。
お問い合わせ
〒230-0051
横浜市鶴見区鶴見中央2-2-23
モナーク鶴見-2F
〒230-0051
横浜市鶴見区鶴見中央2-2-23
モナーク鶴見-2F