


中古物件のリノベーションでは、冷暖房効率の向上を目指すことをおすすめします。
冷暖房効率は、電力を1kW使用してどれだけ冷房・暖房効果が得られるかを示す指標です。
数値が大きいほど、省エネ性能が高い住宅と言えます。
今回は、冷暖房効率を上げるためのリノベーションについて解説します。
中古物件の冷暖房効率を上げるには、ずばり窓の断熱リノベーションを行うべきです。
こちらは、窓がもっとも熱の出入りしやすい場所だからです。
夏場は冷房が効きにくければ暑くなりますし、冬場は暖房が効かなければ寒くなります。
また夏は窓から74%もの熱が入り込み、冬は50%もの熱が逃げ出しています。
つまり窓の断熱性が悪いほど、冷暖房効率は下がるということです。
窓の断熱リノベーションには、いくつかの方法があります。
具体的には二重窓の設置や樹脂サッシ、ペアガラスへの交換が挙げられます。
二重窓の設置は、既存の窓の内側に新たに窓を設置するという方法で、施工は比較的簡単です。
金額についても、8~15万円程度とリーズナブルです。
また樹脂サッシは熱を伝えにくい素材であり、サッシ枠のみの交換であれば5万円程度で実施できます。
ただし窓周囲の壁も施工する場合、25~60万円程度とそれなりの費用がかかります。
さらにペアガラスは、複数枚のガラスの中に中空層という隙間があるため、外気が閉じ込められて断熱効果が高まる仕組みになっています。
こちらは1枚5~15万円程度で交換できます。
中古物件で窓の断熱リノベーションを行い、冷暖房効率を上げることで、快適な室内環境を維持できます。
また冷暖房効率の向上は、電気代の節約にもつながります。
冷暖房効率が上がるということは、それほどエアコンの設定温度を上げたり下げたりしなくても、十分に室内が温まるもしくは涼しくなるということを意味しています。
具体的には、エアコンの設定温度を1度変えるだけでも、約10%の節電効果が期待できます。
ちなみに冷暖房効率が上がると消費電力を抑えることができ、こちらはCO2排出量を減らし、温暖化対策に貢献することにもつながります。
中古物件のリノベーションを行うことで、目に見えて住宅の性能が向上するケースがあります。
一方で、冷暖房効率の向上のように、目に見えない部分の性能をアップさせることも可能です。
より快適な住宅に住みたいのであれば、いずれのリノベーションも計画的に行うことが望ましいです。
もちろん、そのためには綿密なリノベーション計画が必要になります。
クラン株式会社では、訳あり物件を積極的に買取しています。
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