


相続税が発生したとき、相続人の方は期日までに支払わなければいけません。
また相続税の支払いといえば現金納付のイメージが強いですが、実際は条件を満たしていれば、クレジットカードで納付することも可能です。
今回は、相続税をクレジットカードで支払うメリット・デメリットについて解説します。
相続税の支払いは、原則現金での一括納付です。
具体的には納付書を管轄の税務署で取得し、銀行や郵便局などで納付します。
ATMでの振り込みなどはできず、必ず窓口で納付の手続きを行わなければいけません。
しかし、相続税額が1,000万円未満の場合はクレジットカードで支払うことが可能です。
クレジットカード払いの場合、国税庁の専用サイトで支払いができるため、直接窓口を訪れる必要はありません。
クレジットカード支払いの場合、実質的に相続税が減額される可能性があります。
こちらは、ポイントが還元されるからです。
クレジットカードのポイントは、ショッピングにそのまま使うことができます。
そのため、相続税の支払いによって溜まったポイント分、相続税は減額されたのと同じ扱いになるということです。
またカード支払いは、決済した日ではなくカードの引き落とし日が実質的に精算処理される日です。
現金の場合、支払った日がそのまま支払日になりますが、クレジットカード払いでは実質的に相続税の支払いを先延ばしできます。
さらに、クレジットカード払いにすれば、相続税の支払いでも分割払いやリボ払いが選択できます。
相続税のクレジットカード支払いには、決済手数料がかかるというデメリットがあります。
具体的には納税額1万円までは83.6円、それ以降は1万円増えるごとに83.6円がプラスされていきます。
そのため、ポイントで実質的に相続税額が少なくなっても、決済手数料で相殺されてしまうことが考えられます。
またサイトでのクレジットカード払いを選択した場合、領収書は発行されません。
別途納税証明書を請求することはできますが、こちらは手続きから発行までに3週間ほどかかります。
相続税の支払い金額がそれほど多くなく、なおかつスムーズに納付を済ませたいという場合は、クレジットカード決済の選択も視野に入れましょう。
特に、普段クレジットカード払いを中心に生活しているという方は、煩わしさを感じることなく決済できます。
ただし相続税額が高額な場合は利用できませんし、決済手数料が負担になることも考えられるため、注意してください。
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