【横浜鶴見で不動産売却】不動産会社と結ぶ媒介契約②専任媒介契約
不動産を売却する時は、不動産会社に仲介してもらい買主を見つけてもらうというのが一般的です。
仲介を依頼する際は不動産会社と媒介契約を結ぶのですが、媒介契約には3つの種類があるため、どの契約を結べばいいのか悩んでしまうかもしれません。
媒介契約の一種である、専任媒介契約について解説します。
専任媒介契約とは?
所有している不動産を売却しようと思った時は、不動産会社に買主を見つけてもらえるよう仲介を依頼するでしょう。
自分で買主を見つけるのは、難しいからです。
自分で見つけるには、物件の前に立て看板を立てたり、知り合いに不動産が欲しい人はいないか探したり、人を紹介してもらったりする必要があります。
たまたま見つかることに期待しなくてはならず、時間もかかるでしょう。
不動産会社に依頼した場合、まず不動産を欲しいという人が訪れるため、条件が合えばすぐにでも売れるでしょう。
不動産業界の情報を共有するネットワークにも登録されるため、全国の不動産会社で買主を見つけてくれる可能性もあります。
不動産会社に仲介を依頼するために契約する際は、媒介契約について決めます
媒介契約の種類の1つが専任媒介契約といい、一社とだけ契約して他の不動産会社とは契約できない媒介契約です。
専任媒介契約は、不動産会社の中でも一社にだけ仲介を依頼する媒介契約です。
専任媒介契約が一社だけということではなく、他に契約できないということなので、例えば専任媒介契約を結んでから他社と一般媒介契約を結ぶということはできません。
専任契約は、他の会社とは契約しない代わりに十分なサポートを受けるという契約です。
契約期間は3カ月で、販売状況は少なくとも14日に1回は報告してもらえます。
全国の不動産会社は、レインズという不動産流通機構で情報を共有しています。
専任媒介契約では、契約してから7日以内にレインズへと登録することが義務付けられているのです。
専属専任媒介契約も、同じく一社とだけ契約します。
大きな違いは、専属専任媒介契約の場合は自分で買主を見つけた場合でも不動産会社の仲介として契約しなくてはならないのですが、専任媒介契約の場合は仲介が不要という点です。
専任媒介契約のメリットとデメリット
不動産会社との契約で、専任媒介契約を結んだ場合はどのようなメリットがあるのでしょうか?
専任媒介契約のメリットについて、解説します。
専任媒介契約は契約できるのが一社だけなので、契約した不動産会社は優先的に販売していきます。
力を入れて販売するため、買い手も見つかりやすいのです。
複数社と媒介契約をする場合、他社が先に買主を見つけてしまうと一切の手数料がもらえなくなるため、あまり宣伝などを行わないのです。
一社とだけ契約していれば、仲介手数料がもらえる可能性は高いため、広告費もかけてもらえます。
専任媒介契約なら、売却をするための窓口が一社だけであり報告もしてもらえるため、販売状況が把握しやすいというメリットもあります。
状況に応じて、価格の調整もしやすいでしょう。
専任媒介契約なら、不動産会社の様々なサービスを利用できます。
例えば、物件をきれいにするホームクリーニングや物件の演出をするホームステージング、一定期間売れなかった場合の買取保証サービスなどがあります。
一方、デメリットもあります。
デメリットは、売れる際の条件などが不動産会社の力量に左右されるという点があります。
また、売主と買主の両方から仲介手数料をもらうために虚偽の情報を流す囲い込みを行う業者もいるため、注意しましょう。
まとめ
不動産の売却をするために不動産会社と契約する際は、3種類ある媒介契約の中から1つを選んで契約することになるのですが、不動産会社一社に加えて自分でも買主を探したいという人は専任媒介契約が向いています。
専任媒介契約では、不動産会社が力を入れて販売してくれるため、買主が比較的見つかりやすいでしょう。
ただし、希望した価格で売れるかどうかが不動産会社の力量によって決まるため、慎重に選んでください。