【横浜鶴見の訳あり物件】訳あり物件の種類②環境的瑕疵物件
不動産の中には、訳あり物件といわれるものがあります。
訳あり物件にもいくつかの種類があり、瑕疵物件、もしくは事故物件と言われる物件も訳あり物件の1つです。
瑕疵物件にも、瑕疵の種類によっていくつかの種類があります。
瑕疵物件の一種である、環境的瑕疵物件について解説します。
環境的瑕疵物件とは?
瑕疵物件というのは、物件が備えているはずの性能や品質、状態に問題があり、買主がイメージする状態とはかけ離れている物件のことです。
物件については当然ですが、実は環境にも瑕疵があるのです。
環境の瑕疵というのは、周囲にうるさい、不衛生、怖い、不潔等のイメージがある施設が存在していて、ストレスを感じると認められる状態をいいます。
ただし、環境的瑕疵物件は共通する基準があるわけではないため、注意しましょう。
環境的瑕疵物件はストレスを感じる物件のことですが、ストレスを感じるかどうかは人によって異なります。
例えば、裏が墓地であることにストレスを感じる人もいれば、特に気にしないという人もいるのです。
環境的瑕疵物件は、本人が不快に思った時に瑕疵物件となります。
売主が特に気にならない環境でも、買主が不快だと思えば環境的瑕疵物件となるのです。
基準を見つけるのは、非常に難しいでしょう。
人によって感じ方が異なるため、環境的瑕疵物件はあまり問題とされません。
また、事前に確認できるケースが多いでしょう。
契約前に現地をチェックして、自分が嫌な思いをする施設などが無いかチェックすれば、環境的瑕疵物件は避けることができます。
具体的な例
環境的瑕疵物件で多いのが、周囲に嫌悪施設が建てられているケースです。
嫌悪施設というのは、不快な思いをしたり危険があったりする物件です。
具体的に、どのような施設が嫌悪施設となるのでしょうか?
まず、葬儀場やお墓がすぐ近くにあるケースです。
日常的に葬儀場を見たいという人はほとんどおらず、お墓が見える位置にあると夜に怖くなる人もいるでしょう。
清掃工場や下水処理施設などが近くにある場合は、匂いが気になるでしょう。
また、繁華街の近くにある場合は、騒音を気にする人もいます。
風俗店が近くにある場合は、不快に思うかもしれません。
暴力団事務所や刑務所があると、危険に思えるかもしれません。
また、原子力発電所やガスタンクがある場合も暴力団とは違った危険が伴うかもしれません。
しかし、繁華街の近くの物件は人気があります。
にぎやかで、お酒を飲むところがあれば酔っ払いなどがいて不安、夜中までうるさいという点を嫌がる人もいますが、夜遅くまで明るいため安心できるという人もいるのです。
また、事前の確認ではわからない環境的瑕疵物件もあります。
ゴミ屋敷などは、最初に見た時は気が付かなかったものの、住んでいるうちに気になってくることもあるでしょう。
ゴミ屋敷は、ゴミ屋敷の持ち主、住んでいる人に責任があるものであり、瑕疵物件の所有者の責任ではありません。
立地の問題でもないのですが、買主が不満に思えば環境的瑕疵物件になるのです。
遊戯施設や風俗営業店などは、法令によって建築、営業できる地域が定められているため、避けたい場合は禁止されている地域で物件を探した方がいいでしょう。
また、今後嫌悪施設が建てられる可能性もあるため、避けたいのであれば建てられる可能性が低い地域の物件を探したほうがいいかもしれません。
まとめ
訳あり物件である瑕疵物件の中でも、環境的瑕疵物件は知らない人も多いものです。
環境的瑕疵物件は、不快に思う可能性のある嫌悪施設やゴミ屋敷などが近くにあり、実際に物件の買主が不快に思った時に瑕疵となる物件です。
売主が気にしていなくても、買主が不快に思えば瑕疵物件となるのです。
環境的瑕疵物件は、瑕疵となりうる条件がそろっている時に成立します。
普通は不快に思わないような環境では、認められません。
クラン株式会社では、横浜市鶴見区の訳あり物件を積極的に買い取っております。
是非、ご相談下さい。