【横浜鶴見で不動産売却】不動産売却を成功させるコツ③購入者目線で情報を公開する
不動産は、決して安いものではありません。
売買についても慎重に進める必要があるのですが、中には慎重になるあまり失敗したり、思ったように売却できない人もいるでしょう。
不動産の売却を成功させるには、いくつかのコツがあります。
コツの1つである、購入者目線で情報を公開するという点を紹介します。
購入者が知りたい情報とは?
不動産を購入する人は、様々な物件を比較して検討し、購入する物件を決定します。
情報が公開されていない不動産は、なかなか売却できないでしょう。
しかし、ただ情報が公開されていればいいというわけではありません。
不動産の情報には、築年数や最寄駅からの距離、日当たり、間取りなどが書かれていることが一般的です。
情報を公開するとき、メリットばかりが書かれていることも多いでしょう。
しかし、購入者はメリットだけを知りたいわけではありません。
デメリットがあるなら、デメリットも知ったうえで購入を検討したいのです。
ただ、売り手はデメリットを公開すると買ってもらえないのではないかと思い、隠す傾向があります。
例えば、駅からの距離を徒歩何分と書いていることが多いのですが、不動産広告を規制する規約によって、徒歩所要時間は1分あたり80mとして表記すると定められています。
あくまでも距離であって、実際にかかる時間ではないことに注意しましょう。
駅から徒歩10分は800m未満ですが、途中に急な坂道がある場合は上り坂になると表記以上の時間がかかるでしょう。
また、なかなか開かない踏切を通過しなければならない時は、かなりの時間待つことになり、表記通りの時間ではまず到着しません。
また、不動産の売却時は破損個所などを修復せず、現状渡しとなることもあります。
購入者が購入後にリフォームしたり、取り壊して新しい建物を建てたりする可能性もあるので、修理しないままでも問題はありません。
ただし、故障箇所については明記しなければいけません。
告知書という、雨漏りや給排水管の故障、シロアリ被害、リフォーム履歴などを記載する書類もあるので、包み隠さず記載しなければいけません。
デメリットがあると価格は安くなる?
購入者に対して、メリットだけを伝えてデメリットは隠しておきたいと考える人の中には、デメリットを伝えてしまうと売却価格が安くなってしまうのではないか、と考える人もいるでしょう。
デメリットの内容が立地などの場合は、周囲の土地や住宅も同様の条件であり、元々デメリットを踏まえた価格となっています。
元々の相場がデメリットを踏まえた価格となっているので、特に問題はありません。
同じ徒歩5分の土地でも、同条件なら5分で着く土地の方が、実際は10分かかる土地より高くなっているのです。
同じ価格相場なら、水はけなど別の点でデメリットがあると考えられます。
建物に不具合があるなどのデメリットについては、隠していると後からクレームにつながるかもしれません。
不動産の売買では、告知義務があるからです。
告知義務は、人が死んだ物件などの事故物件で必要ということは有名です。
しかし、実際には雨漏りや壁のヒビ、地盤沈下、廃棄物が家の下に埋まっているなどの物理的な瑕疵や、近くがうるさいなどの環境的瑕疵についても告知義務があるのです。
告知義務に違反してしまうと、補修請求や減額請求をされることもあります。
応じない場合は、契約解除となるでしょう。
購入者が売買契約に負担した費用も損害賠償請求されてしまうため、いいことはありません。
まとめ
不動産売却の際は、購入者が知りたい情報を購入者目線で、メリットだけではなくデメリットも包み隠さず公開することが、売却を成功させるコツです。
購入者は、メリットだけを聞いてうのみにするのではなく、デメリットがないかもきちんと調べてから購入を検討します。
デメリットを隠していると、単に不誠実だと思われて購入候補から外されてしまうでしょう。
告知義務もあるので、隠さずに公開しましょう。