


リノベーション済みの物件を購入する際は、いつどの部分のリノベーションを行ったのか、リノベーション費用が売買価格に上乗せされていないかなどをチェックします。
またその他にも、忘れがちなチェックポイントがいくつかあります。
今回はこちらのチェックポイントについて解説します。
リノベーション物件の中には、築件数が古いものをリノベーションし、状態を良くしているものも多いです。
このような物件では、必ず電気容量をチェックしましょう。
築件数が古い場合、電気容量が少なく設定されていることがあります。
仮に電気容量が少なくても、基本的には電力会社に連絡すれば増やすことができますが、物件によってはできないことも考えられます。
電気容量が少ないままだと、ブレーカーが落ちやすかったり機器に不具合が出たりと、生活が不便になる可能性があるため、注意してください。
防音性についても、リノベーション物件では忘れがちなチェックポイントです。
間取りの変更を伴うリノベーションが実施されている場合、本来の防音性が失われ、入居後騒音に悩まされる可能性があります。
例えば隣の部屋と接する場所に設けられ、防音の役割を果たしていた押し入れが取り払われている場合、隣の部屋から音が聞こえやすくなります。
そのためリノベーション物件を購入する際は、好みの間取りかどうかだけでなく、防音性のチェックも忘れないようにしましょう。
特に家族で生活リズムが異なる場合などは、いかに各部屋の防音性が保たれているかが重要になります。
稀なケースですが、リノベーション物件の中には、建築基準法に違反しているものもあります。
構造や間取りに問題がなかったとしても、いわゆる違法建築である場合、住宅ローンが通らなかったり将来的に確認申請を伴うリノベーションができなかったりします。
そのため、建蔽率や容積率、接道義務などのポイントはチェックしておきましょう。
新築時には既定の建蔽率・容積率以内であっても、その後確認申請をせずにリノベーションで増築などを行っている物件は存在します。
さらに旗竿地など、現行の建築基準法で定められた接道の長さを満たしていない土地に建てられた物件は、将来建て替えができないため売却時には不利になります。
すでにリノベーションが済んでいる物件を購入すれば、買主はお得な価格で新築に近い物件を手に入れられる可能性があります。
しかし目に見えないところに問題が潜んでいる可能性があるため、購入時は物件の情報をくまなくチェックしなければいけません。
もちろん書面での情報だけでなく、実際足を運んで状況を把握することも大切です。
クラン株式会社では、訳あり物件を積極的に買取しています。
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