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【横浜市鶴見区の不動産会社】家族信託で起こりやすい兄弟トラブルの対策について

家族信託は、委託者が信頼できる家族に財産を託し、管理・処分してもらうという仕組みです。
こちらの制度において、財産の管理を任される受託者は委託者の子どもが務めるケースが多いですが、子ども同士つまり兄弟・姉妹でトラブルが発生するケースは多いです。
今回は、こちらのトラブルの内容や対策を中心に解説します。

目次

委託者の子どもが受託者を務めるケースが多い理由

そもそも、なぜ家族信託の受託者は、委託者の子どもが務めるケースが多いのでしょうか?
こちらの理由はいたってシンプルで、委託者にとって子どもがもっとも信頼できる存在だからです。

一般的に、家族信託では委託者の子ども以外の法人でも受託者を務めることができます。
しかし、委託者にとって信頼という意味では、自身の子どもに勝る存在はありません。

また家族信託には、相続の側面もあります。
託した財産を受託者が承継することも多いため、最初から相続人となる子どもを指名するケースがよく見られます。

家族信託で起こりやすい兄弟トラブル

家族信託では、委託者の兄弟のうち誰が受託者になるかで揉めることがあります。

例えば親の資産を長男が管理する場合、管理方法が次男には共有されず不透明であれば、次男は疑問を持ってしまいます。
そのため、兄弟同士の関係に亀裂が入る可能性があります。

また兄弟間での財産管理に対する負担と報酬の違いも、トラブルを招く原因です。

例えば長男が日常的に両親の世話をし、財産管理も担っているのに対し、次男は月に1回程度の病院訪問しかしていない場合、長男は負担や不満を感じるでしょう。
それにもかかわらず、次男は財産が平等に分けられることを望むケースがあります。

家族信託の兄弟トラブルを避ける方法

家族信託で兄弟トラブルが起こるのを避けるには、専門家に相談することや、事前に親族間で話し合うことが有効です。

当事者のみで信託契約を進めても法律上は問題ありませんが、手続きの負担と後々のトラブルを避けるためには、専門家への依頼や専用サービスの活用が便利です。

また兄弟間で不平不満が出ないようにするためも、話し合いをして関係がある親族全員から家族信託の目的・進め方について理解と承諾を得ておくのがベターです。

まとめ

家族信託は便利な制度ではありますが、うまく活用しなければトラブルが起こる可能性は高まります。
また家族や兄弟間の関係が悪くなると、信託だけにとどまらず、今後の相続においてもトラブルが多発する可能性があります。
そのため、委託者は専門家のサポートを受けながら着実に手続きを進め、受託者は他の兄弟と協力することを意識しなければいけません。
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